おはよう!こんにちは!こんばんは!KAIです。本日投稿したいのは、漫画の紹介でもなく、本、映画の感想文でもありません!
2020年、一年間オンライン授業を受けていく中で見えてきた大学への懐疑。これをツラツラ書いていきたいと思います!
大学批判になりますが、一学生の意見だと思ってあまり叩いたりしないでね!僕は僕なりにこうしたほうがいいと思うことを書いてるだけで悪口ではないよ!!
ちなみに安冨歩先生の影響をかなり受けた内容になりますので一応、一月万冊のリンクを貼っておきます。
一月万冊 - YouTube
www.youtube.com
オンライン授業万歳!!
僕は、2020年、一年間オンライン授業を受けてきた。大学に実際に行って授業を受けるという形式がコロナによって不可能になり、オンライン授業になるという流れだった。
その評価はずばり………
オンライン授業最高じゃん!!
というものである。
大学に行かなくていい。これが非常に大きかった。大学に行くのに移動で10分、着替えをするなどの準備の時間30分くらい、計40分間を節約できる!!その間、寝るもよし、優雅に朝食を取るもよし、本を読むもよしと自由時間増加ァ!オンライン授業は基本的に顔出しなしで、zoomで授業を受ける形式が多かった。だから、顔を見られない以上、パジャマだろうが寝癖がついていようがモーマンタイなのである!!
課題が多くて大変だったという声も聴くが、個人的には大したことではなかった。集中してあることないこと書けば、瞬殺できるものばかりである。
あと、学食を食べたり、生協に行かなくなるのでお金を節約できるぞ!
といいことずくめじゃん!と思っている。
オンライン授業で大学のボロが見えました……
ここまで、オンライン授業万歳!!と言ってきたわけだが、もちろん不満もある。大きく2つ。
1つ目は、個人の通信環境にかなり依存するということだ。私の住んでいるアパートは通信環境が最悪で、zoomやteamsの回線がプツプツ切れる状態だった。また、安いPCを買ってしまったため課題のアップロードなどに時間がかかるなどストレスえぐい状態だった……
ただ、通信環境は自分で改善することができるのでまだましである。問題は2つ目の不満。
例年と比べてレベルが極端に下がった講義があるということである。
私がひどいなと思ったのはレジュメをアップロードして毎週〇ページ自分で読んでいくというような授業であった。これでは何のために講義を取っているのか分からない。
ネットサーフィンすればその程度の情報は手に入る。ネットで手に入れられる情報をわざわざ大学で高い金を払って取得する意味はあるのだろうか。
知識のインプットはそんなに重要だろうか
大学の講義では、ゼミナール活動に代表されるような議論を重視する講義と知識のインプットを重視する講義に分かれる。オンライン授業が始まる前でもそうした区分はあった。
オンライン授業で、知識のインプットを重視する授業の形式が増えたように感じる。
現代社会において、知識のインプットは必要だろうか。
答えは否である。
なぜならば、知識のインプットはコンピュータが行ってくれるからである。インターネットを潜れば、様々な情報が手に入る時代。ひたすら頭に知識を入れる講義は時代遅れではないだろうか。
コンピュータが人々に使われだす前はそれが有効だった。
20世紀は「規格化」の時代と呼ばれている。工場労働に合わせて、マニュアルが読めて、自らも機械の一部となるような教育が施された。知識のインプットをすることで現場での作業をスムーズにするという意義が昔はあった。
しかし、現代は21世紀である。知識は覚えるものから、活用するものになった。インターネットの出現から情報は溢れるようになり、それをいかにアウトプットしていくかが重要になった。
オンライン授業が暴いたのは、大学の講義の大半は20世紀的なインプット重視の教育であるということである。つまり大学で学べることの大半はネットでも勉強可能ということ!!
学歴のために大学に行く人々
ネットに転がっている知識をなぜ、高い金を払って大学で身に着けようとするのか。国公立大学は授業料年間52万円だからね……
みんな学歴が欲しい!!ということだろう。現代社会では、大卒であるということは結構重要で、高卒や専門学校卒より給料が高くなるのである。
本人の実力とは別にして学歴がものをいう社会、だからみんな大学へ行きたがるということである。本当はその本人が優秀かどうかで報酬が配分されるのがいい。学歴という高校時代の産物でしかないもので一生、人生を規定されてしまうのはやはりおかしくはないだろうか。
よく日本の大学生は遊んでばかりだという声を耳にする。しかしそりゃそうでしょという感じ。ネットで手に入る情報を講義形式でインプットするのはあほらしいから……
しかし、今の日本に若者を遊ばせておく余裕などないし、産業構造が変化している今、ネットで手に入る情報を大学で教えている余裕もない。
今、大学変革の時ですよ!
じゃあどうすればいいか。
とりあえず、大学は議論をしたり、質問したり仲間とコミュニケーションをとる場に変わるべきだろう。知識の吸収よりも知識をどう活用し、新しいアイデアを出すかという基準にシフトするべきだ。
そのうえで、学歴なるものは廃止しよう!エントリーシートに学歴を書くのを禁止し、書いたら死刑!(大げさに言ってるだけよ……)という法律を作って研究者になりたい人だけが大学に行くようにするべきだろう。
オンライン授業は継続して行うべきである。大学入試は本来、大学で教えられる人数に限りがあるから行っていたわけで、オンラインで実質キャパシティは無限になったので、オンライン大学を作って授業を行って大学の知識、技術をどんどんオープンソース化しよう!
知識の吸収はネットでできる。発信していく力や分析する力を育てる機関として大学は変わっていくべきだろう。
おわりに
コロナ禍で社会は間違いなく不可逆な変化を迎えるが、大学教育もその一つであると思う。オンライン授業は適切に活用して、アウトプットの場として生まれ変わる必要があると思う。
まあ、2021年度の大学の講義は対面らしいですけどね………コロナ感染者が2020年の今頃より増加しているのにもかかわらず、対面授業に戻すのか説明はないままである……まさに事なかれ主義の極致!!お役所仕事!!
文部科学省の計画ありきで決めるのではなく、現状に対応して動いてほしいものである。
生きる技法
- 作者:安冨 歩
- 発売日: 2011/12/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)