おはよう!こんにちは!こんばんは!KAIです。
諸君には夢はあるかー!
僕はあるぞ!幸せに生きることだ!漠然としているけどね……
夢見てしまった以上それを止めることはできない。今回紹介する松本直也先生の『怪獣8号』もまた、夢に取りつかれてしまった人たちを描いた物語である。日々の労働と消費に忙しい現代人に読んでほしい漫画であるッ!
あらすじ
世界での類を見ないほど怪獣が定期的に発生する日本。かつて怪獣から人々を守る防衛隊員を目指していた日比野カフカだが、夢を諦め、怪獣専門の清掃員として働いている。ある日、カフカは謎の怪獣によって、怪獣化する力を手に入れる。そして、人々から怪獣8号と呼ばれる存在になりつつも、それを隠しつつ、防衛隊員を再び目指すことに!?運命やいかに!?
キャラクター紹介
日比野カフカ(主人公)
謎の怪獣によって、怪獣化する力を手に入れた本作の主人公。怪獣をワンパンで殺せるほどの力を持つ。一撃必殺怪獣ワンパンマンっていう感じ。幼馴染である亜白ミナと人々を怪獣から守る防衛隊員になることを約束するが、自分だけ不合格に……それ以後、防衛隊員になることを諦め、怪獣の死体を片付ける清掃員として働いていたが、後輩市川レノの勧めによって再び防衛隊員を目指す。
なんか、あんまり頭がよくない感じが好きじゃないんだよな……防衛隊員になりたいという割に本気が伝わってこない感じ。ギャグキャラでもあるからそう映ってしまうのかも……ただ、夢を諦めず、追い続けようという意志はカッコいいぞ!
亜白ミナ(ヒロイン)
カフカと防衛隊員になることを約束し、実際に夢を実現し、なんなら最強の隊員になってしまった才女。クールビューティー。防衛隊の顔として大活躍中。カフカのことを待っている描写がある。
今後、怪獣化によって理性を失ったカフカと対決して、正気に戻す役割何だろうな……化け物の力を得たキャラは大抵暴走するから……泣く泣くカフカを撃ち殺すシーンが見えるぞっ!
市川レノ(後輩)
カフカの清掃員の仕事にバイトとして入り、怪獣に襲われているところを助けてもらう。防衛隊長を目指している。助けられた経験からカフカが隊員に向いていると助言、再起を促す。カフカが怪獣になったことを知っている。
バイトに入って1日目でカフカに信頼を寄せている純朴な好青年。いいかい、バイト先の人間には一見いい人そうでろくでもない奴もいるから気を付けて……
四ノ宮キコル
防衛隊の試験会場で出会った少女。お嬢様。才女。ツインテール!その才能は試験を受ける前から一目置かれている。
おそらく、最初は才能あるキャラとして扱われるも、段々主人公やらレノが成長していって私って大したことなかったのね……とエヴァンゲリオンのアスカみたいになると予想。隊員になれ!それがお前の生きる意味だ!っていう感じで教育されてて、親の愛を知らず、闇落ちする展開はよ。
その他、いろいろなキャラクターがいるけれど割愛。実際に読んで確かめてくれ!!
感想
本作の魅力の一つは先述したように、夢を追いかけるキャラクターたちである。テレビで自衛隊員やら消防士を目指す若者たちで特集を組まれることが多いが、それを見ている感じ。切磋琢磨しながら、頑張っている姿は応援したくなるよね!!
僕がこの漫画で一番好きなのが、怪獣の気持ち悪さである。歪な造形で、目がいかれてしまっている怪獣が出てくるので見どころです。そのうち人型の怪獣とか出てきそうだな……と思う。主人公の怪獣8号が人型だしね。人型に近づくほど強く、力の序列が存在するという展開ありそう!BLEACHのエスパーダみたいな!!
怪獣専門の清掃員が存在するのも面白い!と思う。ウルトラマンとか怪獣倒した後、死体とかどうしてるんだろと思っていたが、こうやってちゃんと専門の業者がいると世界観が上手くできてるなと感じる。きつい、汚い、臭いの3kだから誰も仕事に就きたがらないので、給料高く設定されてそう……僕も仕事に困ったら、怪獣の死体を片付ける清掃員になります!!
怪獣の清掃員がいる世界だから、法律として怪獣基本法とかありそう。怪獣を殺すのはダメだという動物愛護団体とかいれば面白いだろうな……怪獣の権利を認めようみたいなデモ活動とか、怪獣を倒す予算のための増税で国会が紛糾とか、怪獣は存在しないという陰謀論とか、警察や自衛隊と怪獣防衛隊との管轄の摩擦とか、防衛隊のスーツ組と現場組の対立とかあったら最高だと思う!!!清掃員を出してリアル路線を行くなら、それくらい突き抜けてほしいと思うのは僕だけ!?まあ僕だけか……
おわりに
怪獣8号が面白い!!という評判をよく聞くので買って読んでみたが、僕としては正直、今のところ普通という感じである。なんか、ギャグがいまいち自分には合わないようだ。しかし!今後、もっと面白くなりそうな要素がチラホラ見えているのでじっくり待ってみたいと思う。
しかし、夢のために頑張るっていいよなぁとつくづく思う。夢とか目標とかなくダラダラ生きてきた自分には眩しいぜ…!何かやりたいことを見つけて、必死こいて頑張ってみたいと思える漫画だった。
日々の消費活動と労働、スマホに忙殺されている皆さんにオススメです!!!